Sleep Apnea Syndrome
いびきは睡眠時無呼吸症が始まるサインです。
いびきや睡眠時無呼吸症など、眠りでお困りの方のために、認定医による歯科治療を行っております。
睡眠時無呼吸症は眠気でつらいだけではなく、間接的に人の命を奪いかねない恐ろしい病気です。
睡眠の重要性は広く知られていますが、「治療を受けて人生が変わった!」とおっしゃる方も少なくありません。
当医院には日本睡眠学会認定の歯科専門医が在籍しています。
2021年現在、同認定医は新潟県内に4名のみ。そのうちの1名が在籍しております。
(日本睡眠学会 睡眠医療認定一覧のページ)
また、県内で同認定医による睡眠歯科治療を行なっている医院は当医院と日本歯科大学新潟病院の2カ所しかありません。
What Is Sleep Apnea Syndrome
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりすることで低酸素状態が続き、
体にさまざまな負担をかける病気です。
いびき、呼吸が止まる、眠気が取れない、頭が痛いなどが主な症状です。
恐ろしいのは酸素がうまく吸えずに低酸素状態が続くことにより高血圧や心筋梗塞、 糖尿病など生活習慣病のリスクの一つとなってしまうことです。
さらに、日中も眠気に苛まれるため、不注意による仕事上のミスや交通事故を引き起こす原因となりかねません。
警察庁が行った調査によると、居眠り運転を経験している割合が2.1倍、居眠り事故等を経験している割合が2.6倍高いという結果が出ています。
2014年に道路交通法が一部改正。治療をおこなっていない睡眠時無呼吸症候群の患者さんが交通事故をおこすと、
飲酒運転で交通事故をおこしたときと同様の厳しい罰則が科せられることとなりました。
また、きちんと治療をおこなっていないと、免許の交付や更新ができないことがあります。
睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に空気の通り道、気道が塞がることが原因となっているケースが多いです。それを防ぐための治療方法は2つあります。
寝ている間に鼻に機械をつないで空気を送り続けるCPAP (シーパップ)療法とマウスピースで気道を確保するマウスピース治療です。
前者は内科領域、後者は歯科領域の治療です。
前者の治療が必要な場合もご安心ください。提携病院をご紹介します。
CPAP
マウスピース
キタムラ歯科Webサイトでは無料のWeb簡易診断をご用意しました。
選択肢を選ぶだけ。面倒な登録や入力も不要。3分で終わる内容です。
Reason
多くの方は、寝ている間に舌や軟口蓋(のどちんこなど)より気道が狭くなることで発症します。
気道が狭くなる原因としては、肥満、元々あごが小さい、扁桃腺が大きいことなどの理由があります。
現在睡眠時無呼吸症の予備軍は500万人以上とも言われますが、未治療の方が多いといわれています。
正常な状態
気道が開いており、スムーズに呼吸ができています。
呼吸のしづらい状態
舌・軟口蓋が下がってきていることで気道をふさぎ、呼吸がしづらくなっています。この状態がいびきや睡眠時無呼吸症候群の大きな原因です。
Treatment
重症の場合は、内科などの医科医療機関でのCPAP(シーパップ)療法が第一の選択肢です。
軽症~中等症の場合や、様々な理由によりCPAP療法がしづらい方などのために簡単にあつかえるマウスピース治療も選ぶことができます。
Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP療法と言います。電動のCPAP装置というものを医療機関からレンタル。装置から気道に空気を送り続けることで気道を開けておくという治療法です。
寝る前に鼻にマスクを装着。CPAP装置からチューブを伸ばしてマスクにつなげ、装置を稼働。装置は寝てから起きるまで空気を送り続けます。
保険適用内ですが、基本的に毎月1度の検診とレンタル費用で3割負担の方で毎月5000円程度の費用が発生します。また、マスクやチューブ、フィルターの洗浄などは自分で行う必要があります。
マウスピースで呼吸の邪魔となっている部位を上げ、気道を開ける治療法です。マウスピースが下あごを前に出した状態で上下のあごを固定。
これによって、落ち込んだ舌や軟口蓋(のどちんこなど)が上がり、空気の通り道を確保します。
呼吸のしづらい状態
舌・軟口蓋が下がってきているため、気道をふさいでいます。
マウスピースを着けた状態
マウスピースにより舌・軟口蓋が上がりました。これにより気道が開き、スムーズに呼吸ができるようになりました。
マウスピース治療はCPAP療法と比較すると下記のようなメリットがあり、適応を選ぶ必要はあるものの、有効な治療法です。
CPAP治療と同様に、マウスピース治療も保険適応内。高額な費用は発生しません。製作負担額10,000円前後。月の管理費も1,000円前後と一度作ってしまえば費用を抑えることができます。
また、マウスピースだけで完結する治療なため、大掛かりな装置、コンセントが必要ありません。
マウスピース治療で眠気の症状がよくなれば3ヶ月毎の来院でOK。
また、アンケートによる自己評価だけでは本当に良くなったのか心配な方には、提携先病院にて機器による睡眠検査で客観的評価を受けていただくことも可能。より安心して治療を継続していただけます。
※病的に舌が下がる病気(低位舌)では舌トレーニングによる筋力トレーニングが必要になることもあります。
当医院では日本歯科大学新潟病院睡眠歯科センター、国立病院機構西新潟中央病院と連携して睡眠医療を行わせていただいております。
日本睡眠学会・日本睡眠歯科学会の認定歯科医が責任をもって医療連携させていただきます。