Precaution
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なること自体が
予防処置の一つです!
「歯医者さんは歯を治療しにいくところ」から「歯医者さんは歯のメンテナンスに通うところ」にみなさんのマインドをチェンジしていただくこと。
キタムラ歯科では、これが一番重要な予防処置と考えています。是非最後までこのページをご覧ください。
歯科医師を辞書で引くと、次の言葉が書いてあります。
歯科を専門とする医師。歯科医師法の適用を受け、歯の治療に当たる人。歯科医。歯医者。
〜デジタル大辞泉(小学館)
この言葉でわかる通り、歯医者さんは歯の治療をしにいくところと思われているのが今の現状と言えます。
実際、新潟県の調査によると、まだまだ予防目的で歯科医院に通ってくださる方は少なく、それどころか年に1度の歯科健診ですら半分の方が受けていないのが現実です。
新潟県の予防歯科は進んでいるということは聞いたことがありませんか?
実は新潟県は歯科・予防歯科先進県。12歳児(中学1年生)の虫歯数は全国で最も少なく、なんと20年連続日本一。
小学1年生から中学1年生までの虫歯を持っている子供の割合もすべての学年において全国で最低。
新潟の予防歯科は全国でもトップレベルであると言えるかもしれません。
しかし、大人になると定期的な歯科健診、メンテナンスに通っている人はまだまだ少ないというのが現状です。
歯みがき忘れた
もう眠い・・・
「今日疲れちゃったからは歯みがき適当でいいや」
「昨日飲み会だったから歯みがき忘れちゃった」
こんな理由で歯みがきをついサボってしまうということは誰にでもあるのではないでしょうか?
また、こうおもっていませんか?
「毎日きちんと歯みがきしているから歯医者さん行かなくても大丈夫!」
それ、歯だけではなく重い病気の原因になるかもしれませんよ。
歯みがきをしないと虫歯や歯周病になる理由はご存知かもしれません。
では、歯みがきをしているのにどうして虫歯や歯周病になるのでしょうか?歯石とは何でしょうか?順を追ってくわしく見ていきましょう。
歯の表面にはペリクルという歯を守る保護膜が常に存在します。 この膜を足場に、虫歯の原因となるミュータンス菌や重度の歯周病、 関節リウマチの原因となるジンジバリス菌を含む、数百種類の細菌たちが巣を作っています。 歯に付いた食物のかけらや糖分は細菌のエサとなります。
エサがある状態が続くと細菌たちはネバネバした物質を作り出します。 このネバネバした物質と細菌の巣。これを歯垢、プラークと呼びます。 プラークは食後およそ4~8時間ほどで作られてしまいます。プラーク1mgの中には10億個もの細菌が住んでいます。
2の段階でプラークを完全にとることができれば問題ないのですが、 毎日毎回の歯みがきの都度、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間といった歯磨きがしにくい部分のプラークを取り除くことは極めて難しいです。 しかも細菌たちは保護膜を足がかりにするため、手によるブラッシングだけで完全に取り切ることはできません。
プラークに住む細菌は歯や歯ぐきを攻撃します。これが虫歯、歯周病の原因です。
また、プラークは唾液のミネラル分と結合して硬くなります。これが歯石です。プラークが歯石になるまでたったの2日。
こうなってしまうと、もう歯みがきでは取ることができません。
歯石自体は毒素は出しません。しかし歯石は表面がデコボコしているため細菌が付着しやすく、
そもそも歯みがきがしにくい場所にできることが多いです。そのため、
「細菌が付着→またプラークができる→またそのプラークが歯石になるので歯石が大きくなる→また細菌が付着」という悪循環におちいってしまいます。
プラーク1mgの中には10億個もの細菌が住んでおり、これが歯周病やむし歯などの原因となりますが・・・恐ろしいことにそれだけではありません。
このプラークが歯やお口の健康だけでなく、全身の健康を脅かすことがわかってきました。
プラークの中にはミュータンス菌やジンジバリス菌の他にも、胃がんの原因となるピロリ菌や誤えん性肺炎の原因となる肺炎桿菌(かんきん)など、多種多様な細菌が生息しています。プラークや歯石中の細菌が出す毒素が血液に乗って全身にまわり、心筋梗塞や糖尿病、関節リウマチやアルツハイマーなど重大な疾患の原因となります。
お話してきたとおり、おうちでのセルフケアをしっかりしても、完全には予防はできません。また、怖い病気になる原因にもなりかねません。
せっかく予防歯科先進県に住んでいるのに、行かないのはもったいないと思いませんか?
3ヶ月に1度の来院が理想的です。
まずは毎年の定期健診から
はじめませんか?
「もう自分は歯がボロボロなんで手遅れですよね・・・」など患者さんからつらい言葉をよく耳にします。予防に終わりはありません。
キタムラ歯科では、今だからできることをすぐにやる事が重要だと考えています。
予防と一口に言っても、疾患にならないようご家庭でおこなっていただく第1次予防。
主に歯科医院で行う、重症化しないようにする第2次予防と、2次被害を生じさせないための第3次予防があります。
キタムラ歯科では、レントゲン検査や歯周組織の精密検査などにより、残すことでメリットがある歯、残さない方が良い歯を患者さんと話しあいながら、治療計画を立てています。
1次予防 | |
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健康増進 | 特異的防御 |
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このページを読んでいただくことは1次予防の健康教育にあたります。
2次予防 | 3次予防 | |
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早期発見・即時処置 | 機能障害の阻止 | リハビリテーション |
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1次予防 | 2次予防 | 3次予防 | ||
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健康増進 | 特異的防御 | 早期発見・即時処置 | 機能障害の阻止 | リハビリテーション |
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このページを読んでいただくことは1次予防の健康教育にあたります。
PMTC
歯みがきなどによるご家庭でのクリーニングだけでは、どうしても不十分なため、 歯科医院が行うクリーニングのがこのPMTCと呼ばれるクリーニングが必要となります。 これはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字をとったもので、 直訳するとプロが器具や機械で行う歯のクリーニングです。
PMTCには2つの目的があります。
1つ目は歯の研磨。ブラシを用いて機械で徹底的にプラークをとり、最後にラバーカップでつるつるに仕上げます。
2つ目は歯ぐきの縁下のプラーク除去です。おうちで落としきれないプラークを徹底的に取り除きます。
こんな効果があります。
お口の中をチェックします。虫歯や歯周病の状態を確認。治療が必要なら治療に移ります。
歯石のある場合、取り除きます。歯石を取るためにはスケーラーという器具を使用します。 ついている歯石の量などに応じ、超音波スケーラーと手用のスケーラーを使い分け、徹底的に歯石を取り除きます。
私の体感ですが、3ヶ月に1度のご来院でもほぼ100%の方に歯石があります。
歯みがきで落としきれていないプラークを徹底的に落とします。
ここが腕のみせどころ。PMTCはご家庭での歯ブラシでの歯みがきと違い、部位や歯の状態により素材や形状の違う器具を使い分けておこないます。
7,000〜10,000回転する機械を使って、歯にこびりついているしつこいプラークを完全に落としていきます。
器具が入らない歯と歯の間もしっかりクリーニング。フロスや歯間ブラシを使ってプラークを徹底的に落とします。
プロの技術と経験で、取り逃がしのないよう徹底的に落とします。
フッ素をお塗りします。市販の歯みがき粉でも1,500ppm以下の低い濃度のフッ素が入っていますが、歯科医院では9,000ppmという高濃度のフッ素を塗ることができます。 毎日の歯みがきで低濃度のフッ素を常に歯に取り入れ、PMTCを受けた時に高濃度のフッ素を歯に取り入れることで、より沢山のフッ素を取り込むことができ、歯の強化に繋がります。 白濁という虫歯になりかけている部分はこのフッ素を取り入れ続けることにより、虫歯を進行させずに済むこともあります。
最後にご家庭での効果的な歯みがきについてお教えします。 「歯みがき指導なんて一緒でしょ?」「毎回言われているけど別にいらないんだけど・・・」と思っていらっしゃるかもしれません。
子どものころの歯みがきの方法と大人になってからの適切な歯みがきの方法は違いますよ!
実は歯並びや歯とお口の状態はもちろん、年齢や手の筋力、電動歯ブラシかどうかなどによって効果的な歯みがきは人によって千差万別。 必要ならお口の写真も使いながら、おひとりおひとりに合った効果的な歯みがきのやり方をお教えしています。
これでPMTCはおしまいです。終わるとお口の中もすっきりいい気分。舌や指で歯を触ってみてください。歯本来の持つツルツル感がよみがえっています。
また3ヶ月後にご来院していただければ、お口の健康を維持できます。
また、キタムラ歯科では、歯肉の状態が悪い方にのみ、部分的な歯肉マッサージトリートメントを無料で行っています。 一連のPMTCが終わった一番クリーンな状態の時に行うので、効果を実感していただけます。 詳しくは歯肉マッサージトリートメントをご覧ください。
Total-care by Hinokitiol
ヒノキから抽出された天然のヒノキチオール。歯ぐきなどの歯周組織を歯周病の原因となる細菌から守る成分が含まれています。
研究により、このヒノキチオールは歯を支える骨が溶けることや組織の炎症、そして歯周病の原因細菌の増殖を抑制する成分であることがわかってきました。
参考:新潟大学歯学部Webサイト
この成分は歯周病になった歯ぐきの治療にも、歯周病予防にも効果的。 炎症を抑え、緩んだ歯肉が引き締まり、強い歯ぐきが復活します。 また、継続的にヒノキチオールを取り入れ続けることで、歯周病原因菌の歯肉への侵入を防ぎ、歯周病を予防できます。
キタムラ歯科ではこの成分を含む歯みがき粉やデンタルリンス、口内軟膏といったものでのおうちでのセルフケアや、当院で行う効果的な歯肉マッサージトリートメントを行うことをおすすめしています。
檜アレルギーの方はご使用になれませんが、代わりにご使用になれるものをご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
ヒノキチオールを配合した薬用歯みがき粉をご用意。 歯科医院用での販売用で、通常ドラッグストアなどで流通しないスペシャルな仕様です。 毎日の歯みがきでヒノキチオールを手軽に取り入れて、健康な歯ぐきを手に入れましょう。
寝ているときは唾液の量が減ってしまうので、お口の中の細菌が増えてしまいます。 ヒノキチオールを配合したデンタルリンスをおやすみ前に使っていただけば、お口の中の細菌を殺菌。 寝ている間の増殖を防ぎます。翌朝のお口のネバつきも抑えられ、口臭も予防できます。 低刺激タイプで水ですすぐ必要もないから、手軽におやすみ前の習慣に取り入れることが可能。 こちらも歯科医院用での販売用のデンタルリンスです。
キタムラ歯科では歯周病治療にヒノキチオールを含む口内軟膏を30年の長きにわたり処方しています。
治療の際、歯ぐきの状態が悪い方には同軟膏を処方。
おうちで塗ってもらい、セルフケアをしていただいています。
30年も処方しているのにはわけがあります。
効果を実感していただけるので、患者さんの方からまた処方してほしいという声をよくいただくほど。
歯ぐきの状態が気になる方はお気軽にご相談ください。
こちらは販売ではなく、保険適応の治療になりますので、歯ぐきの状態が気になる方は診察の際にお申し出ください。
歯科医院で、プロならではの技術で歯ぐきなどの歯肉をやさしくマッサージをする処置です。 歯ぐきの血行をよくするとともに、ヒノキチオールを歯ぐきの表面から溝にまで十分に浸透させることができます。
歯ぐきには毛細血管がたくさんあり、歯肉が弱るとうっ血してしまいます。
そこで歯肉にマッサージをすることで、よどんだ血流を改善。
緩んだ歯ぐきを張りのある美しいピンク色に戻すことが出来ます。
マッサージにはヒノキチオールが配合された薬剤を使用。
PMTCの後におこないますので、ヒノキチオールがクリーンな歯ぐきのすみずみにまで浸透します。
ヒノキチオールの薬効によりマッサージ効果が高くなり、歯周病の治療・予防効果も期待できます。
知覚過敏の起きやすいホワイトニング処置をされている患者さんにも、歯肉を強くする目的で行なっている処置です。
やさしくマッサージをしますので、気持ち良く、リラクゼーション効果も。
檜アレルギーの方は別の薬剤を使用することもできますので、ご相談ください。
医療広告ガイドラインに基づくリスク・副作用・料金の記載
※料金は平均的な治療の価格で、治療内容によって異なる場合があります。
Dental Floss
「フロスは安価なもので十分。」そう思われている方も少なくないかもしれません。 しかし、せっかく糸を通す作業をするのだから、効率良く、1回で十分な清掃率が必要です。 また、糸が通らない場所が出るようなものもあまり意味がありません。
当医院で販売しているデンタルフロスは清掃率が高く、わずかなたるみが効率的にプラークを除去します。 繊維は摩擦力が低く、高耐久な繊維を採用。滑りが良いので、きつい歯間部でもスムーズに入り込みます。また、繰り返し使えるので経済的です。 簡単に使えるから、お子さまの仕上げ磨きやフロスの習慣づけにも有効です。
また、値段は上がりますが、より糸の繊維にこだわったデンタルフロスもご用意。 歯肉に軽度の炎症がある方や、フロスを使っているのに歯周病を繰り返している方はこちらのフロスをおすすめします。 唾液の水分で384本の糸がふわっと広がり、汚れを絡め取ります。 歯ぐきに優しく当たるので、歯ぐきをより傷つけにくい仕様です。
こちらのデンタルフロスはデンタルフロス研究の第一人者であるアンナマリア・ジェノベージ教授も推奨しています。
ぜひお試しください。